今日のおむすびさん vol.2 okamotonoriakiさん

今日のおむすびさん、okamoto氏。映像とか音とかを作っている人。
おむすびーずいわたとは10代の頃からを知っている仲である。ここ数年、作家仲間としてお互い面白なと思ったことを共有してる。そんなokamoto氏がリリースしたCDをおむすび会議中にBGMとして流していたところ、おむすびーずたちから「いいね〜」の声がたくさん上がった。
そこで思いついたのが「おむすび日本の曲」をokamoto氏に作ってもらうこと。(※近日公開)そんな素敵な展開があったのできょうのおむすびで紹介させてもらうことにした!

okamotonoriaki
1983年 大阪生まれ
2008年 多摩美術大学グラフィックデザイン科を卒業
2009年よりフリーの作家として活動。
ウェブサイト http://okamotonoriaki.com/

○家族構成は?
父、母、姉

○すきなおむすびはなんですか?
こんぶ

○すきな食べ物はなんですか?
いっぱいある。

○こどもの頃の夢はなんですか? 
電車になりたい。→どうも無理らしいということで運転手。その後その夢はフェードアウト。
大学に入ったときの夢は「有名になること」
い:有名になるってなんで?
o :食っていきたいとおもったから。
い:つまり、自分自身の名前を出してなにかをする、それでお金をかせぐって意識があったのかな。
o : ぼんやりと。

○中高生のときと今と共通してることってなんですか?
インドアだけど根は体育会系。めんどくさがり。基本的に体調がわるい。
将来を想像するとき、設定をリアルにしてよく考えていくこと。
い:当時の私からみて強く印象に残っているのはカセットのウォークマン(主流はMDウォークマンだった時代)を意地で使い続けてたことなんだけど、そうゆうのって今も残ってる気がする。どう?
o : 天の邪鬼というか…。流行りのもは使いたくない、ってなるのは今も同じかも。でもみんなが使わなくなったころにこっそりと使って静かにハマってることは多い。結局天の邪鬼なんだと思う。

○小、中学生のときの夏休みの自由研究てなにか覚えてますか?
おばあちゃんちのまわりの地図を書いた。誰のためとかじゃないんだけど、なんでそれをかいたかよく覚えてない。

○高校時代ってどんなかんじでしたか?
すごく断片的にしか覚えてない。
教室で外からジェット機の爆音が聞こえたこと。部活の合宿で山中湖のまわり走った後飲んだスポーツドリンクがめちゃくちゃうまかった、とか。あと、美術の先生に美術全然向いてないって言われたこと。


○尊敬するひとは?
青木真也さん※格闘家
o : 尊敬というか、影響をうけてる人。
い:どんな部分で?
o :徹底的にリアリストで、現実を知った上で夢をきっちりと持ってるところ。あときっちり結果を出すところ。かっこいい。
い : クリエーターだからクリエーターから影響をうけるとは限らないよね。

○すきな音楽は?
レディオヘッド

○すきな映画は?
インディペンデンス・デイ(1992.米)
い : インディペンデンス・デイってあの隕石の発見した少年の名前つけるやるだっけ?
  (それはディープインパクト
o :隕石とかでてこないよ。とにかく…続。(い:なにかがどーんてなってぶわーって、という説明をうける。)  

○いまハマっているものは?
モンティーパイソン(イギリスのコメディアンユニット) 
い:私は全然しらないから、wikipediaでしらべてみた。youtubeでみてみて「ぽかーん」となってしまったけど。   
  つい他の動画もみてしまった。ちょっとおもしろいね。


○いまの夢は?
お金持ちになること。
い:お金があったら何するの?
o : 東京を離れて田舎で暮らしたい。
い : 田舎でなにするの?
o :お金を気にせずもの作り。お金がないとこれできないからね。

○行ったことのある国は?
バングラディッシュ
ベトナム
パキスタン
シンガポール
o :飛行機すきじゃない。
い:行ってみたい国は?
o : アメリカ!
い : 飛行機で?
o : 電車で。
い : 無理じゃん。それ夢にしなよ。電車でアメリカ。なんたって電車になりたかったんでしょ。(笑)


○いつもどんな場所で曲をつくる?
家の中の自分の部屋

○作品のタイトルについて。いつもどんなふうに決めるの?
作る音楽からふわわ〜んと映像が出てきて、その風景からタイトルになるものをひろってくる。
い:なるほど、私は曲はつくらないけどタイトルの付け方が全然違うね。

○どんな時テンションあがる?
評価をされたとき。あと劇的な展開のスポーツを見た時。(テレビで)

○制作活動に関して、いくつかチームのようなもので活動もしているみたいだけど、どうやって仲間が集まってくるの?
「素敵な人と一緒になにかおもしろいことしたいなぁ。」が基本姿勢で、「集めるぞ!」というよりは普段から自分が「すごいな」と思う人と積極的に会うようにしてる。「すごいな」の人と力を合わせて1人じゃできないことをしたい。

○おむすびの曲についてどんな感じで作った?
パーと明るい感じ。おむすび日本の雰囲気を読んでいってつくった。 
思い切り笑顔のおむすび君(サイトのキャラクター)が曲を聞いて真顔にならないようにイメージしながらつくった。

○今後の予定
「Shock Circuit v1.0" Electro Music Fest」というイベントに「okamotonoriaki」として出演予定。
2011/10/8(土)
12時〜18時
The Annexe Gallery(クアラルンプール)
詳細は↓
http://www.facebook.com/event.php?eid=241284965907050


「TOKYO GRAPHIC PASSPORT at 3331 Arts Chiyoda Portfolio Viewing」というイベントに「GOKKO」というチームで参加予定。
2011/10/28(金)〜31(月)
12時〜19時(最終日は17時まで)
「TOKYO GRAPHIC PASSPORT at 3331 Arts Chiyoda」
http://www.grapass.net/2011/jpn/tokyo/index.html
「GOKKO」
http://teamgokko.tumblr.com/


取材後記
私はokamoto氏にインタビューをするならなんとなくファミレスだな、と思った。デニーズが絶対よいと思った。頼むものも決めていた。
だけど、近くのデニーズは運悪く改装中だった。次の候補はステーキのどん。okamoto氏のテンションも完全にステーキのどん。けれど私はステーキのどんとびっくりドンキーを間違えていて、結局入ったのはびっくりドンキーだった。
そんな展開も制作のエネルギーにしようとすればokamoto氏ならできてしまいそうだ。ファミレスの曲はつくらないかもしれないけど。
例えばそれがファミレスの話じゃなくてもっと異質な場所と予測不可能な仲間がキャストになったとして、ストーリーがごろんと展開していったときもその「ごろん」を逃さない鋭さが彼にはある。それを見つけたときは真剣だ。展開の方法は曲、とか映像、とかそうゆうひとつ表現だけーというじゃなくてとにかくやってみよーみたいな緩さもある。そんな仲間をあつめてくるアンテナ(多分無線LANじゃなくアナログな感じのアンテナ)もちゃんともってるようだ。
彼は世界に対する変わった切り込み方とその切り込んだ場所に滞在する緩やかさがあって、まったくおもしろいリズムで動いている。これからもそんなリズムで世界を遊びまわってほしい。

インタビュアー:いわとも